それ「血糖値の異常」のサインかも!-血糖値が"高い"・"低い"とどうなる?-分かりやすく解説!
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は、「血糖値が高いと…低いと…」
どんな症状が現れるのか?解説していきます。
●血糖値とは?
血糖値というのは、血液中にどれくらい
糖(グルコース)があるのかを表した値です。
正常な場合は、食事をすると血糖値が上がり、
●高血糖・低血糖ってなに?
空腹時の血糖値は、およそ80〜100mg/dLです。
・一般的に、空腹時の血糖値が110mg/dL以上で、
"血糖値が高い"といわれ、いわゆる「高血糖」です。
・そして、空腹時の血糖値が70mg/dL以下で、
"血糖値が低い"といわれ、いわゆる「低血糖」です。
●高血糖になるとどうなるの?
高血糖の状態でも、初期は無症状なことが
多いので"放置してしまう方が多いです。
しかし、進行していくと、
口渇・多飲・多尿などの症状が現れ、
↓
さらに進行すると、糖尿病腎症・糖尿病網膜症・
糖尿病神経障害などの合併症に繋がってしまいます。
ちなみに、
血糖値を下げるインスリンの分泌が減少し、
慢性的に高血糖が続く病気が「糖尿病」です。
高血糖を予防するには?
・筋力向上・食物繊維をしっかり摂る・
過食を控え、肥満の解消をするなど…
低血糖になるとどうなるの?
低血糖の症状は、倦怠感・手のふるえ・
冷や汗・異常な空腹感・動悸などがあり、
重症化すると意識障害に陥ることもあります。
※「70mg/dL以下だと低血糖…」と前述しましたが、
人によって低血糖症状が起こる値は異なります。
低血糖を予防するには?
低血糖に予防として、
適切な量・正しいリズムで食事を摂ること。
血糖値を調節するお薬を使用している方は、
種類や量を間違えないように気をつけましょう。
また、血糖値がご家庭でも測れるので、
ご自分で定期的に血糖値を測定し、
血糖変動パターンを把握することも大切です。
最後に
空腹時の血糖値が正常な場合でも、
食後に血糖値が下がりにくい方もいて、
「かくれ糖尿病」とよばれています。
健康診断は、空腹時に行うことが多いため、
見逃されてしまうこともあるので注意しましょう。
参考になれば幸いです。
【参考文献】
・医学情報科学研究所(2014):「病気がみえるvol.3,糖尿病・代謝・内分泌」第3版,メデュックメディア
・坂井健雄ら(2018):「人体の構造と機能①,解剖生理学」第10版,医学書院
・堀川宗之(2019):「見て読んで学ぶ人体解剖生理学」,改訂第2版,東興交易(株)医書出版部
・竹内修二(監修)(2018):「プロが教える人体のすべてがわかる本」,株式会社ナツメ社
【おがちゃん先生について】
・ウィルワン整体スクール卒
・インスタグラムフォロワー1.4万人超
・bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
・東京都麹町半蔵門にて整体活動中